ラインアレイについて①
こんにちは!もちこです。
今日はラインアレイについてです。
最近どの現場でもラインアレイを見ることができるようになりました。
昔、大きな音を出す方法と言えば、ポイントソーススピーカーでドカンと積み上げていたのが主流でした。
何キロもあるスピーカーを積み上げる作業、大変でしたね。
ですが、最近はラインアレイを吊り下げるだけで音圧や音質が以前より改善されてきていると思います。
PAの歴史はまだ浅いですが、ここまで改善できるとは当時思っていなかったです。
そこで、今回からラインアレイスピーカーについて書いていきたいと思います。
ポイントソーススピーカーとラインアレイスピーカーの違いについてですが、
・ポイントソーススピーカー
有名どころで言いますと、Ev社のSX300でしょうか。
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ポイントソーススピーカーの特徴は、音が風船のように広がって音を届けるというところです。タテヨコ前方向に均等に広がっていくことですね。これはすべて点音源といい、音を発するものであればこのような現象になります。
・ラインアレイスピーカー
一方、ラインアレイスピーカーは同じスピーカーを組み合わせることによって、縦方向へあまり広がらず、横方向と前方向へ広がっていくことが特徴です。
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これを線音源といい、線のようにまっすぐ音を広げていくのが特徴です。
上の方のラインアレイスピーカーは、後方へ音を届けるためにまっすぐ前を向いています。下の方のラインアレイスピーカーは、そこまで大きな音を出すことなく、客席前方に向けて音を届けています。
これが最大の特徴でしょうか。
ポイントソースだと後ろのほうへ音を届けるために大きな音を出さなければいけないのですが、ラインアレイスピーカーだとそれぞれのスピーカーに役割があり後方へ音を届けるスピーカーの音量と、前方へ音を届けるスピーカーの音量が全然違います。
ですので同じ音圧でも、ポイントソースでガンガン音を鳴らしてライブしたときに比べると、ラインアレイスピーカーは前で聴いても後ろで聴いても同じ音圧で聴こえる状態になり、ポイントソーススピーカーよりも突発性難聴になるリスクもだいぶ減ります。
違いが判りましたでしょうか?
明日もラインアレイスピーカーについてあれこれ語っていきたいと思います。
それでは!
もちこ