ラインアレイについて②
こんにちは!もちこです。
今日もラインアレイについてあれこれ語ります。
なぜラインアレイは指向性コントロールが必要とされているのか。
指向性制御により、最近の音響システムは必要とされるエリアに音を届け、また不要なエリアには音を届けないということが可能になります。
不要なエリアに音を届けないようなコントロールができれば、望ましくない音の反射が透明度、明瞭度に悪影響を及ぼすことがありません。これができれば音響的インパクトが大きいと考えられています。
近年、環境の問題や厳しい騒音規制によって、不要な音の制御はサウンドシステム設計においてますます重要になってきますね。
ですが、オーディエンスエリア全体に全帯域の音を明瞭に届けるというのは非常に難しい問題です。適切な指向性を持つサウンドシステムが適切に設置された場合のみ、納得いく結果を得ることができるといえます。
音を増幅されることを全く意図せず作られた会場において、それが行われることもしばしば発生します。
最も顕著な例はコンサートホールで、音響設計そのものがオーケストラの音を増幅する残響空間を作り出せるような設計をされています。
このソフトを使えば、残響も見れるかと思います。
このような環境でスピーカーシステムを設置する場合、増幅された音をいかに高い明瞭度でリスナーの耳に届けるかが課題となりますね。
明日はその原因と解決法を語っていこうと思います!
それでは!
もちこ